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Posted by 沖田 総司 - 2009.06.17,Wed


 いま、近藤さんが屯所から電話してきた。「○○司祭

が、日本聖公会を脱会していたそうだ」という電話だっ

た。おそらく、日本聖公会京都教区はそれを理由に「加

害司祭を審判に付すことは不可能である」ということに

したいのかもしれないが、誰が聞いてもそんなことは出

来ることではないと答えるだろう。女児に対する性的虐

待行為が行われた時点で、それを日本聖公会の司祭がす

ることは、明らかに日本聖公会の法憲法規に抵触する行

為なのだから、日本聖公会京都教区は加害司祭を審判廷

で審判しなければならない義務が生じている。


 それにしても、こうした極めて常識的なことを日本聖

公会の主教が知らないのだろうか。あまりにもお粗末す

ぎるのではないだろうか。と同時に、あの加害司祭は、

最高裁判所の上告却下で確定した高等裁判所の判決に従っ

て、慰謝料を被害者に支払っているにもかかわらず、い

まだに当該加害行為を認めていないと聞いている。もし

それが事実で、日本聖公会京都教区の審判廷は「脱会」

を理由に「審判不能」を主張するとしたら、あまりにも

それは非常識すぎることではないだろうか。


 そもそも、日本聖公会は信徒が他教派の教会へ転籍す

ることも許可していないと聞いている。もしそれが事実

であるのであれば、司祭の「脱会」もあり得ないだろう。

ある人は、「離脱」を宣言したそうだが、日本聖公会の

ある教会の教会員原簿に名前が残っているということを、

当該教会の司祭に聞いたことがある。日本聖公会はあの

「靖国神社合祀訴訟」の最高裁判所の判決をどう考えて

いるのだろうか。「靖国神社合祀訴訟」にはまったく関

心がないのだろうか。それとも、自分たちは英国国教会

の流れの中にある教会だから、他のプロテスタント教会

などのことは眼中にないと考えているのだろうか。そう

言えば、日本聖公会が靖国神社問題に関して、公式文書

で積極的に発言しているのを読んだことがないが、彼ら

は自分たちの都合で、信仰の内実に関することまでも場

当たり的に判断してきたのだろうか。


 そして一番の問題は、日本聖公会京都教区は被害者の

救済を最重要課題として考えていないようにしか見えな

いことだ。何とかして、加害司祭を審判廷で審判しなく

て済む「論理」を構築しようとしているように見えるの

だが、日本聖公会京都教区の主教や常置委員会のこれま

での発言を読むと、片方では性的虐待行為があったこと

を確実に認めている。この自己矛盾に、彼らは気が付い

ていないのだろうか。それとも、被害者よりも加害司祭

を守ることに奔走し続けているのだろうか。彼らに「按

手の意味」を説いたところで、糠に釘、暖簾に腕押し、

なのかもしれない。

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