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Posted by 沖田 総司 - 2008.04.07,Mon



 「アエラ」という朝日新聞社の雑誌に、日本聖公会京都教区の

事件が書かれている。今日発売になった4月14日号だが、書き

出しの所からショッキングな加害行為がかなり具体的に書かれて

いる。この記者は、裁判記録を閲覧しているのだろう。この後に

も裁判記録にある原告(被害者)の被害申し立ての部分が少し出

てくるが、実物には絵図が記されている。被告はこうした被害行

為を原告の妄想だとしているが、高等裁判所はこうした被害の状

況をすべて事実として認定している。(拙者の手元には鞍馬天狗

が閲覧したときのA4で20枚ほどのメモのコピーが送られてき

ている)


 あのトイレの場面のことに関しては、高等裁判所に提出された

「控訴理由書に対する反論」の中で加害者の妻は、強烈な反論を

しているが、その中の一行にはとんでもない人権侵害が含まれて

いる。こうした反論を妻が裁判所に提出したことを加害者が知ら

ないはずはないであろうから、加害者自身もこうしたことにまっ

たく気が付いていないのであろう。しかし、あの部分に関しては

それだけで済む問題ではない。


 日本聖公会には正義と平和に関する委員会のようなものがある

そうだが、あの「反論」に表現されている重大な問題性を放置し

たまま、日本の社会における人権の問題に発言することは、あま

りに理不尽だとしか思えない。そして、こうした問題に関して、

沈黙し続けてきた司祭達は、司祭としての資質を問われている。

加害者は性的虐待に対する慰謝料請求裁判係争中にも、日本聖公

会京都教区の常置委員長であり続けた。外から見れば、常置委員

会は主教の諮問機関のように見えるが、実質的には当該教区の教

会政治におけるNo2である。その司祭が、原告の人権をまった

く無視した、原告の控訴理由書への反論として記されていること

を知っていながらそれを放置している。


 問題は、ここで止まっていない。アエラには書かれていないが、

加害者に高等裁判所の判決が出ると判っていながら、京都教区主

教はこの加害司祭を、また別の教会に転任させた。そして、加害

行為のあった教会の次の任地であった教会を退職するに当たり、

関係の深い学校法人である幼稚園から多額の退職金を得ている。

加害者はその幼稚園の園長であるだけでなく、理事長でもあった。

その退職金の金額は、被害者が請求していた慰謝料の額に、裁判

費用を合計した額に極めて近いものである。そして、この理事会

の構成メンバーには京都教区主教が入っている。


 そして、昨日行われた理事会では、この退職金支給に関する是

非は決定されていないという。ある情報では、その判断事態を回

避しているともいう。学校法人の理事会記録は公開が原則だから、

おそらく誰かがこれを閲覧しに行くだろう。勿論コピーも可能な

はずだ。


 『アエラ』の4月14日号を読んで、加害者の「組織的隠蔽・

擁護」という言葉が頭に浮かんだら、それは正常な判断であろう

かと思われる。ここまで実態が暴露されていながら、日本聖公会

の管区や主教会、あるいは人権を問題にしている司祭達はこの事

態に関して、これからも黙り続けるのだろうか。そして、京都教

区主教と常置委員会は、一日も早くあの裁判記録を閲覧しに行く

べきであろう。

 

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