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Posted by 沖田 総司 - 2008.07.12,Sat


 <祈りの有無>というブログに、「裁判記録書写」とい

うタイトルで、10回にわたって、裁判記録の内容が記さ

れている。「○」や「○○」などで伏せ字になっているが、

裁判記録にはそのまま記されている。あのブログの読者の

多くは、その伏せ字がどのような文字であるかご想像出来

ただろうか。しかし、被害者はあの「被害手記」とでも言

える内容を、線画も付けて裁判所に提出しているのである。

おそらく被害者の中では、小学校4年生以降に続けられた

性的虐待の実態が鮮明に残っていたのであろうと思われる。


 もう一度確認しておきたい。あの性的虐待が行われた時

に、被害者はまだ小学校4年生から中学3年生までの児童

だった。そして、高等裁判所は、この控訴人(被害者)の

主張を全面的に認めている。それだけではない。日本聖公

会京都教区は、あの「謝罪の記者会見」であそこに記され

ている性的虐待行為が行われたことは事実であったと、そ

の記者会見の席上で認めているのだ。そして、加害者は、

こうした性的虐待行為を受けたと申し出た6人の被害者の

内、4人に関してはその事実を認め、謝罪文を書き、署名

捺印したと日本聖公会京都教区の常置委員会が教区会とい

う公式の場で報告している。


 ここでもう一度確認しておくと、慰謝料請求裁判を提訴

した被害者ともう一人の被害者に対しては、加害者はまだ

その加害事実を認めていないか、日本聖公会京都教区がま

だそれを公表していないかのどちらかであろうかと思われ

るのだが、「糾す会」にそうした加害者が加害事実を認め

たという情報が、被害者のご家族から「糾す会」に連絡が

入っていないということは、九分九厘、加害者はあの加害

行為を認めていないのだろうと思われる。だとしたら、あ

の教区会で配布された文書の中に記されている「元牧師が、

真実に悔い改めて、被害者及び関係者に心からの謝罪をし、

被害者及び関係者が癒されることができますように、今後

も教区を上げて働きかけるつもりです。」と主教文書に書

かれていたことはどうなったのだろう。


 児童に対する性的虐待の悲惨さと、そうした事案の再犯

性が高いことは、先進諸国では大きな問題になっているだ

けでなく、再犯を防ぐための方策が早急に押し進められて

いるのだが、日本聖公会京都教区はそうした現実をどの程

度認識しているのだろう。あの裁判を提訴した被害者は、

「こうしたことが二度と起きないように」という思いを込

めて、あの「被害手記」とも言える文書を記し、絵を描い

て裁判所に提出したのである。その痛みと苦しみは、我々

の想像を絶するものであろう。日本聖公会京都教区はそう

した被害者の思いをしっかりと認識していただきたいと思

う。一番大事なことは、日本聖公会や日本聖公会京都教区

を守ることではなく、いまもなお苦しみの中にいる被害者

とそのご家族のために、誠実な対応をし、責任をとるべき

人は、その責任に相応しい責任をとるべきであろうと思わ

れる。主よ、日本聖公会京都教区を導き給え。

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