忍者ブログ
Posted by - 2024.09.23,Mon
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

Posted by 沖田 総司 - 2009.04.15,Wed


日本聖公会審判廷規則第53条

 不服について審判を行う審判廷は、懲戒の申立を却下

した審判を取り消すときは、事件を当該審判をした審判

廷に差し戻さなければならない。

 前項の場合において、不服について審判を行う審判廷

の判断は、差戻を受けた審判廷を拘束する。


 この差し戻し審の期限がどれくらいであるのか拙者は

知らないが、教区審判廷での主教調査は60日と審判廷

規則に定められている。ということは、3月3日から起

算して60日だと5月1日までということになるのだろ

うか。それとも、管区審判廷の審判の書面を受け取って

から60日だと、それよりも1週間ほど後になることに

なるようだが、風の便りでは、京都教区主教は悶々とし

ているという。


 風来坊氏のブログを読んだ時には、一瞬たじろいだが、

ここまで来ると、日本聖公会京都教区の主教と常置委員

は、差し戻し審を開く前に、自ら退職願を出した方が良

さそうな気がしてきた。彼らに、宗教法人日本聖公会か

ら離脱することなど出来そうにない。手続きを間違えて

管区小審判廷から辞職勧告を受けるか、最悪の場合は終

身停職の審判が出されてしまうだろう。


 糾す会からのメールは拙者も読んだが、風来坊氏に対

する評価のメールには驚いた。彼が聖公会の司祭だった

ら、糾す会が被害者救済の運動を始めると同時に大声を

あげていただろう。しばらく前に、天狗の隠れ家で会っ

たのだが、実に日本聖公会のことをよく知っていた。こ

とに、女性司祭按手を踏み絵にしていたことを具体的に、

詳しく説明してくれた。と同時に、推進派の一翼に、あ

のフェミニズムを容認している聖職者がいたことも知っ

ていた。


 にもかかわらず、彼らは日本聖公会京都教区における

現職司祭の女児に対する性的虐待事案が発覚すると、一

斉に沈黙した。つまり、彼らのフェミニズム容認は、単

なるポーズでしかなかったということだ。女性の、こと

に女児の人権を著しく踏みにじってきた日本聖公会京都

教区の聖職者たちに対して、彼らは沈黙している。そし

て、その理由に関する分析も風来坊氏は話してくれた。

彼は、裏の裏まで知っている。それでいて、「進歩派」

の聖職者たちは、保守的な聖職者をまったく理不尽な仕

方で攻撃している。


 日本聖公会の司祭で、日米安全保障条約の是非に関し

て詳細に論じている聖職者がいるだろうか。彼らの中に

靖国神社問題に関して積極的に発言している聖職者がい

るだろうか。総理大臣や閣僚が靖国神社に参拝に行くと

即座に「抗議声明」なるものを出す組織に関わっている

聖職者はいるが、その肩書きは日本聖公会の聖職者では

ない。狭山裁判に関わっている聖職者がいると聞いてい

るが、どの方が日本聖公会の聖職者であるのか、狭山裁

判に関するサイトで見つけることが出来ない。そして、

日本聖公会の聖職者の中で、狭山裁判の重大な問題性を

認識している聖職者が何人いるだろう。


 彼らは幼稚園の経営に関しては積極的だが、日本の社

会の中や世界で起こっている様々な「反キリスト」的な

事柄に関しては、まったく沈黙している。それでいて、

同性愛と性同一性障害もしくは性同一性症候群とを混同

しているかのように見える活動をしている。この二つを

「性的少数者」という言葉で結びつけてしまっているが、

彼らはキリスト教がその原点から保ち続けてきた神によ

る創造の秩序と同性愛をどのように考えているのか。彼

らは米国聖公会のように、同性愛者であることを公言し

ている人々に洗礼を授ける意志があるのだろうか。


 彼らにとっては、世界の聖公会の『綱憲』さえ飾りな

のかもしれない。日本聖公会京都教区のサイトにある京

都教区主教のイースターのメッセージを読んだが、あれ

がどうして説教なのか拙者には判らない。まったく聖書

の御言葉が語られていない。最後の行に、取って付けた

ような聖句が記されているが、あれでは神の御言葉であ

る聖書の講解にはなっていない。ただ、差し戻し審の期

限が日に日に迫ってきている中で、自分自身がどうして

いいのか判らなくなっていることだけは理解できる。


 蒔いた種は芽を出す。そしてそれを蒔いた人はその実

を刈り取らなければならない。風来坊氏が言うように、

道は二つに一つしかないだろう。宗教法人日本聖公会京

都教区が宗教法人日本聖公会を離脱するか、自らが職を

辞すかの二つに一つだ。一昨年の教区会で、FH司祭の

性的虐待行為を認め、被害者とも面会し、そしてFH司

祭に謝罪文を書かせたことを公表してしまったのだから、

最早、あの性的虐待はなかったと言い出すこともできな

い。まだ若いのだから、新しい仕事を見つければいい。

この100年に一度の経済的混乱の中で、多くの人々が

職を失い、住むところを追い出されている。御所の目の

前でふんぞり返っていた人物には、極めて難しいことか

もしれないが、事態を正確に把握し、それに対して主の

御言葉に従って誠実に対処しなかった過ちの償いの生活

をしなければならないだろう。そのための祈りであれば、

小生もそれを捧げることは吝かではない。

PR
カレンダー
08 2024/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
カテゴリー
フリーエリア
最新コメント
最新トラックバック
プロフィール
HN:
沖田 総司
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
カウンター
Template by mavericyard*
Powered by "Samurai Factory"
忍者ブログ [PR]