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Posted by 沖田 総司 - 2009.03.03,Tue


 日本聖公会の管区小審判廷は、京都教区審判廷への

申立を却下したことを取り消し、京都教区審判廷に差

し戻すという決定をした。それも、あらかじめ審判の

内容を文書化していたことは明らかだという。日本聖

公会の管区は、ギリギリのところで重大な過ちを繰り

返すことを回避したということなのだろうが、しかし、

なぜここまで問題の解決が長引いてしまったのかとい

うことを、京都教区だけでなく、日本聖公会全体は深

く反省すべきだろう。


 特に、2ちゃんねるという掲示板で、加害司祭を擁

護するような発言をしていた人物は、徹底的に改悛す

べきだろう。あのような無責任な発言が、どれだけ社

会に影響を与えたかを考えるべきだ。それだけではな

い。<[内紛]迷惑団体 聖公会 - 迷惑信徒 聖公

会[出て行け]>というブログで、「糾す会」やその他

のブロガーを批判していた人は、謝罪するべきではな

いのか。あのブログを書いているのが誰かということ

は、いろいろな憶測が流れているが、どれにも確実な

証拠はない。しかし、あそこまで書いたのだから、せ

めてあのブログで謝罪すべきだろう。日本聖公会は、

今日の時点で、そうした人々への指導を公開して、行

うべきだ。この「公開して」というのは、書き込み者

の氏名を明らかにすることではなく、どのような指導

をしたかを公開するということだ。


 それにしても、加害司祭による性的虐待が明らかに

なってからここまで辿り着くのに、一体、何年掛かっ

たのだろう。ここまで来る間には、被害者やそのご家

族への二次的加害が過激に行われていた。被害者に対

して、屈辱的なことばを平然と使っていたこともあっ

た。それだけではない。現職の司祭が、裁判所におい

て、被害者を貶めるような発言を繰り返した。日本聖

公会京都教区はこうしたことに対する責任の所在を明

らかにし、その責任をとるべきことは言うまでもない

だろう。それだけではない。日本聖公会全体が、二度

とこのような過ちを繰り返さないために、日本聖公会

の法憲法規をしっかりと理解し、それを正確に適用す

べきことと、主教制と法憲法規の関係に関しても、そ

の歴史と神学的検証をしなければならないだろう。何

しろ、京都教区は法憲法規の規定を超えて、主教判断

で加害司祭を陪餐停止という法憲法規にない「処分」

をしてしまったのだから。


 問題は、加害司祭にあるだけではない。加害司祭を、

結果的には擁護してきてしまった京都教区には、それ

なりの責任があることは間違いない。日本聖公会京都

教区は、これから悔い改めと謝罪の奉仕が始まる。し

かし、最大の難関は他にある。差し戻し審の審判長は、

一審の時と同じ、京都教区主教がすることになる。こ

れについては、今夜、近藤さんが強烈な一撃を加える

と言っていた。TERAさんと風来坊さんが既にブログに

このことを書いているが、今夜はみんな沈黙しないだ

ろう。これだけ他教派の教会にも迷惑をかけてきたの

だから、当然のことだろう。日本では、キリスト教に

はカトリックとプロテスタントしかないと考えている

人が多い。日本聖公会と他のプロテスタント教会の区

別を知っているはずもない。

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