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Posted by 沖田 総司 - 2009.02.20,Fri


 被害者の御父上様が認められた書状が、原文のまま

画像ファイルで転送されてきた。宛先は下記のように

なっている。

 日本聖公会管区小審判廷
  審判長  ○○ ○ 殿
       審判員各位殿

 要するに、被害者の御父上様の管区審判廷に対する

切実な思いが記されているということなのだが、日本

聖公会管区小審判廷の審判長だけでなく、日本聖公会

の聖職者達は、既に退職された方々も含めてすべて、

この文書に目を通すべきだろう。


 この書状の中心点はたった一つだ。それは、加害司

祭が牧師と幼稚園長を辞めれば、申立は収めると主教

に御父上様が告げ、主教は一旦は加害司祭の退職を受

理したにもかかわらず、被害者の御父上様の了解を得

ることもなく、加害司祭を性的虐待行為が明らかにな

る前と同じ職に戻してしまったのだが、あれから8年、

この3月3日に開かれる審判廷で、「けじめを付ける

事」をして欲しいという、それだけの要望なのだ。そ

れは、二度と同じような被害者が出て欲しくないとい

う被害者ご自身とその御父上様の心からの願いなのだ

が、最高裁判所の上告却下で高等裁判所の判決が確定

している現在、管区小審判廷はこの文書を読まなくて

も判っていることだろうと思えるのだが、被害者の御

父上様が、あえてこれを記したとすれば、そして、こ

の書状の最後にある、「平気でウソをついてきた人た

ちですので録音許可の通知もください」という文言を

も併せて考えると、被害者の御父上様の心の中にある

大きな傷が見えてくる。


 日本聖公会の聖職者達は、それに気が付かないはず

はあるまい。娘さんが、極めて陰惨な性的虐待行為を

現職の司祭から受け続けていたことを知った父親の思

いを、日本聖公会の聖職者達は足蹴にすることは出来

まい。しかし、一部に流れている情報では、審判廷は

時効を宣言し、加害司祭の陪餐停止を解除するところ

まで宣言するのではという憶測が流れているという。

もしそのようなことになれば、日本聖公会は終生消え

ることのない罪の落款を自らの歴史に押すことになる。

今までも、様々なことが裏のルートから聞こえてきて

いた。「ともし火を持って来るのは、升の下や寝台の

下に置くためだろうか。燭台の上に置くためではない

か。隠れているもので、あらわにならないものはなく、

秘められたもので、公にならないものはない。」

マルコ福音書は主イエスの言葉としてそう記している。


 最早、過去の出来事に覆いをかけたり、過去の事実

を曖昧にしておくべきではないだろう。現実に何が起

こってきたのか、誰がそれを起こしたのか、そして、

様々な問題のために教会を去った人々が、いま何をし

ていらっしゃるのか。日本聖公会はそうしたことを、

真摯に検証し、事実を明らかにし、悔い改めるべきこ

とは心から悔い改めない限り、こうした問題は尾を引

き続けるであろうし、結局は教会が衰退していくこと

にしかならない。日本の多くのキリスト教の教派が、

ある意味では似通った問題を起こしてきたが、迅速な

祈りと判断が、教会を混乱させずにすんだケースもあ

る。だが、日本聖公会の場合はもう最悪の状況になっ

ているとしか言いようがない。この状況を打破するた

めには、最早、すべて隠れたことを明るみに出し、そ

れを祈りを持って、誠実に解決していく以外に道はな

いだろう。3月3日には多くのマスコミが取材に来る

だろうが、彼らが、既に多くの情報を得ていることは

間違いない。

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