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Posted by 沖田 総司 - 2008.12.11,Thu


 あの事件は間違いなく犯罪行為だったと高等裁判所

は考えたから、あの判決が出たのだろう。違法行為で

なければ、請求額の満額を認め、仮執行宣言付きにな

るはずもない。それを、最高裁の上告却下の後しばら

くしてから、「謝罪の記者会見」とやらを開いたが、

加害司祭は「陪餐停止」で済んでいる。常識的に考え

れば、即刻「終身停職」にすべき所であるにもかかわ

らず、「終身停職では、5年後に復職できる可能性が

ある」という理由で、法憲法規にない「陪餐停止」を

主教が加害司祭に課したのだが、その時に自分たちに

対して課した「減給処分」の額をいまだに公表してい

ないらしい。


 そして、日本聖公会の信徒と思われる人物は、アメ

リカで起こったローマ・カトリック教会の性的虐待事

件に比べれば、日本聖公会の問題など大したことでは

ないという内容の書き込みを、一時期、ネット上にし

ていた。聖職者が聖職者なら、信徒も信徒だ。全員が

そうだとは思えないが、なぜ加害司祭を「終身停職」

にするよう主教に申し立てる人がもっと出てこないの

か。ネット上で公開されている裁判記録の「閲覧報告」

には、間違いはないという。これは閲覧してきた人物

からの情報だから間違いないだろう。彼は嘘を付いて

も何の利益もない。


 そして、加害司祭は被害者に対して謝罪文を書いて

いるのだ。これだけで証拠は十分だろう。それにも拘

わらず、日本聖公会京都教区は加害司祭を「終身停職」

にしなかったのは、しなかったのではなく、出来なかっ

たからだという見解もある。仮に、加害司祭が日本聖

公会の聖職者達の裏の出来事を知っているとしたら、

誰も加害司祭を「終身停職」には出来ないだろう。し

かし、不幸なのは、「大したことはしていない」とか、

加害司祭は裁判に訴えられて「むしろ被害者だ」と思

わされたり、既に問題は解決していると信じ込まされ

ている信徒の方々だろう。そして、聖職者達は、日本

聖公会の集まりの中では、この事件を深く反省し、こ

うしたことが二度と起こらないように努力していると

発言しているが、彼らは特定の被害者とその家族に対

しては、未だに正式に謝罪しているようには見えない

し、被害者の家族が要求している「加害司祭を復職さ

せる決定をした時の常置委員会議事録の公開」を未だ

に果たしていない。


 これでは、結局は、日本聖公会京都教区は性犯罪を

裁けなかったことになる。何しろ、判っているだけで

も被害者は6人いる。これは、被害を申し立てた人の

数だ。このことの意味を日本聖公会京都教区は知って

いるのだろうか。あるいは、日本聖公会の主教会はそ

れを認識しているのだろうか。「終身停職」という懲

戒処分を課したら、退職金の返還をしなければならな

かったから、「陪餐停止」という曖昧な「処分」にし

たのではないのかと考えている人々もいる。それが的

を射ているかどうかは判らないが、少なくとも日本聖

公会京都教区は性犯罪を裁けなかったことは事実であ

るし、未だに被害者やそのご家族との間に和解が成立

していないのを放置している日本聖公会にも、同じこ

とが言えるだろう。管区の小審判廷に期待しているの

だが、いかがなものだろうか。

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